IT企業やWeb制作会社のホームページを作るなら、単に「おしゃれなデザイン」というだけでなく、サービスの強みや実績、会社の信頼性を分かりやすく伝えられるWordPressテーマを選びたいところです。
特にIT・Web業界では、
- 「どんなサービスを提供している会社なのか」
- 「これまでにどんな実績があるのか」
- 「どんな人が働いているのか」
- 「問い合わせや資料請求はどこからできるのか」
といった情報が、仕事の依頼や採用応募につながります。
そこで今回は、国産WordPressテーマ「TCD」の中から、IT企業・Web制作会社と相性の良い4テーマを比較します。
紹介するのは、ISSUE・Beyond・SOURCE・UNIQUEの4つです。
価格だけでなく、搭載されている機能や向いている企業が大きく違います。
まずは比較表から確認していきましょう。
- IT/Web向けTCDテーマおすすめ4選・比較表
- 1.ISSUE|採用サイトとコーポレートサイトを両立したい企業向け
- 2.Beyond|数字と導入実績で信頼を高めたいIT企業向け
- SOURCE|SaaS・Webサービスを販売したい企業向け
- 4.UNIQUE|制作実績を魅せたいWeb制作会社・クリエイター向け
- IT/Web向けTCDテーマは結局どれがおすすめ?
- IT/Web企業のホームページに必要な7つの機能
- IT/Web向けWordPressテーマの選び方
- SOURCE・UNIQUEのような古いTCDテーマを選んでも大丈夫?
- TCDテーマをIT/Web企業で使うメリット・デメリット
- IT/Web用テーマ選びで失敗しないための注意点
- よくある質問
- まとめ|IT/Web向けTCDテーマは目的から選ぼう
IT/Web向けTCDテーマおすすめ4選・比較表
今回紹介する4テーマの特徴をまとめると、次のようになります。
| テーマ | 価格(税込) | 主な特徴 | 特に向いている用途 |
|---|---|---|---|
| ISSUE(TCD106) | 50,600円 | スタッフ・インタビュー・採用導線・LP | 採用+コーポレートサイト |
| Beyond(TCD094) | 43,780円 | チャート・サービス・導入事例・LP | IT企業・BtoB・DX支援 |
| SOURCE(TCD045) | 15,378円 | 料金表・機能比較表・制作実績・CTA | SaaS・Webサービス・ソフトウェア |
| UNIQUE(TCD044) | 14,278円 | 制作実績・ポートフォリオ・ブログ | Web制作会社・デザイン会社・クリエイター |
2026年8月時点の公式価格は、
- ISSUEが50,600円
- Beyondが43,780円
- SOURCEが15,378円
- UNIQUEが14,278円です。
価格だけならUNIQUEが最も安く、SOURCEがそれに続きます。
ただし、WordPressテーマは安さだけで選ぶものではありません。
たとえば採用を強化したい会社が、価格だけを理由にSOURCEを選んでも、ISSUEのスタッフ・インタビュー機能のほうが目的に合っている可能性があります。
反対に、月額制のWebサービスを販売する会社なら、採用機能が豊富なISSUEより、料金表や機能比較表を作れるSOURCEのほうが使いやすいでしょう。
「何のためにホームページを作るのか」から逆算して選ぶことが重要です。
それぞれの特徴を詳しく見ていきます。
1.ISSUE|採用サイトとコーポレートサイトを両立したい企業向け

「ISSUE(TCD106)」は、2024年3月28日にリリースされた、企業求人・コーポレートサイト向けのWordPressテーマです。
TCD公式でも、採用サイトとしてだけでなく、企業のコーポレートサイトとしても活用できるテーマとして紹介されています。
価格は50,600円(税込)で、今回紹介する4テーマの中では最も高価です。
ISSUEの特徴
ISSUEの大きな特徴は、会社そのものだけでなく「そこで働く人」や「社風」を見せやすいことです。
IT企業では、
- 「どんな技術を使っているのか」
- 「どんなプロジェクトがあるのか」
と同じくらい、
- 「どんな人と働くのか」
- 「会社の雰囲気はどうなのか」
を知りたい求職者も多いでしょう。
ISSUEではトップページに、スタッフ一覧、インタビュー、スクロールコンテンツ、お知らせなどを表示できます。
さらに印象的なスクロールエフェクトやアニメーションが用意されているため、写真と文章を中心にしながら先進的な企業イメージを作りやすいテーマです。
IT/Web企業で活かせるISSUEの機能
特に注目したいのが「スタッフ」と「インタビュー」のカスタム投稿タイプです。
スタッフ紹介では、社員や経営者のプロフィールを掲載できます。
さらにインタビューページでは、1人だけでなく複数人による対談形式にも対応しています。
IT企業なら、
- 「若手エンジニア×CTO」
- 「デザイナー×エンジニア」
- 「新卒社員による座談会」
- 「プロジェクトマネージャーへのインタビュー」
といったコンテンツを作れます。
求人票だけでは伝わりにくい職場の雰囲気や考え方を、読み物として届けられるのが強みです。
LP作成機能もあるため、通常の採用情報とは別に、
- 「新卒採用」
- 「中途エンジニア採用」
- 「インターン募集」
といった専用ページを作る方法もあります。
ISSUEが向いているIT/Web企業
ISSUEは、ホームページを採用にも本格活用したい会社におすすめです。
特に、
という企業と相性が良いでしょう。
ベンチャー企業やスタートアップでも、人材採用が事業成長に直結しているなら候補になります。
ISSUEの注意点
ISSUEは採用関連の機能が充実している分、採用ページをほとんど使わない企業では魅力を十分に活かせない可能性があります。
「会社概要とサービス紹介、問い合わせフォームがあればいい」というシンプルな企業サイトを作るには、やや高機能です。
また4テーマの中では価格も高いため、採用機能を本当に活用するかを購入前に考えておきましょう。
逆に、採用を重要な経営課題として考えているなら、ISSUEの機能は活かしやすいはずです。
「仕事だけでなく、一緒に働く人まで見せたい企業」ならISSUEが第一候補です。

採用力のあるサイトを作りたい方へ。
スタッフ紹介やインタビューの見せ方は、公式デモサイトで確認しておくと安心です。
2.Beyond|数字と導入実績で信頼を高めたいIT企業向け

「Beyond(TCD094)」は、2022年7月14日にリリースされた企業サイト向けWordPressテーマです。
価格は43,780円(税込)。
最大の特徴は、会社やサービスの実績をグラフや数字で分かりやすく見せられることです。
Beyondの特徴
ITサービスは、内容を文章だけで説明すると難しくなりがちです。
たとえば、
- 「業務効率を改善します」
- 「DXを支援します」
と書くだけでは、具体的にどれほど効果があるのか伝わりません。
Beyondでは、ドーナツチャート、円グラフ、線グラフ、縦棒グラフ、横棒グラフの5種類のチャートを利用できます。
これを使えば、
- 「業務時間30%削減」
- 「導入企業500社」
- 「継続率95%」
- 「問い合わせ数1.8倍」
など、実績を視覚的に伝えられます。
IT/Web企業で活かせるBeyondの機能
Beyondには「サービス」「導入事例」「チャート」「お知らせ」といったカスタム投稿タイプが用意されています。
特にIT企業と相性が良いのが「サービス」と「導入事例」です。
サービスページでは、サービスの特徴、メリット、導入実績などを整理して掲載できます。
さらに導入事例ページでは、事例をカテゴリー分けして管理できます。
たとえば、
- 「製造業」
- 「不動産」
- 「医療」
- 「EC」
など業界別に事例を整理しておけば、見込み客が自社に近い事例を探しやすくなります。
またチャートはトップページだけでなく、投稿や固定ページでも利用できます。
導入事例の中で、「導入前と導入後」をグラフで比較する使い方もできるでしょう。
Beyondが向いているIT/Web企業
Beyondは、数字で示せる実績を持っているBtoB企業に特におすすめです。
「サービスの良さは説明できるけれど、ホームページだと説得力が弱い」
という企業なら、数字や導入事例を前面に出せるBeyondが役立ちます。
Beyondの注意点
実績数や改善率、導入社数などがまだ少ない創業直後の会社なら、チャート機能を目的に選ぶ必要はないでしょう。
逆に、すでに導入事例や実績が蓄積している企業では大きな武器になります。
「言葉だけでなく、数字でサービスの価値を証明したい」ならBeyondがおすすめです。

実績を数字で語りたい方へ。
チャート・グラフの動きは、公式デモサイトで実際に確認してみてください。
SOURCE|SaaS・Webサービスを販売したい企業向け

「SOURCE(TCD045)」は、2017年3月23日にリリースされた販売促進型のWordPressテーマです。
Webサービス、ソフトウェア、システム開発、アプリケーションなどの紹介を想定して設計されています。
価格は15,378円(税込)です。
今回紹介する中では古いテーマですが、2026年2月20日にもアップデートが実施されており、現在も更新が続いています。
SOURCEの特徴
一般的なコーポレートサイトでは会社紹介が中心になりますが、SOURCEはトップページ自体をランディングページのように使える構成になっています。
サービスの特徴を見せ、そのまま、資料請求、問い合わせ、申し込み、ダウンロードといった行動につなげやすく設計されています。
IT/Web企業で活かせるSOURCEの機能
IT企業で特に便利なのが「料金システム表」と「機能比較表」です。
SaaSやWebサービスでは、
- 「無料プラン」
- 「スタンダードプラン」
- 「ビジネスプラン」
のように複数の料金プランを用意するケースがあります。
SOURCEなら、それぞれの料金や利用可能な機能を比較しやすい表を作れます。
たとえば、
| フリー | スタンダード | ビジネス | |
|---|---|---|---|
| 月額料金 | 0円 | 2,980円 | 9,800円 |
| ユーザー数 | 1人 | 10人 | 無制限 |
| サポート | メール | メール | 優先サポート |
といった見せ方です。
また「制作実績」のカスタム投稿タイプも搭載されています。
Webシステムの開発事例やアプリ導入事例、お客様の声などにも応用できます。
SOURCEが向いているIT/Web企業
SOURCEは、会社そのものよりもサービスやソフトウェアを主役にしたい企業におすすめです。
「ホームページを会社案内ではなく営業ツールとして使いたい」
という企業にも向いています。
SOURCEの注意点
SOURCEは2017年リリースなので、ISSUEやBeyondと比べると設計された時期は古くなります。
ただし、「古いから使えない」というわけではありません。
2026年2月にも料金表のスマートフォン表示に関するアップデートが実施されています。
一方で、新しいTCDテーマとは編集画面や設計思想が異なる部分もあります。
購入前には公式デモとマニュアルを確認し、「このページ構成で自社サービスを見せられるか」をチェックしておくことをおすすめします。
料金・機能を比較しながらWebサービスの申し込みにつなげたいならSOURCEが有力です。

成約率を高めるサイトを作りたい方へ。
料金表・機能比較表の見せ方は、公式デモサイトで確認しておくと安心です。
4.UNIQUE|制作実績を魅せたいWeb制作会社・クリエイター向け

「UNIQUE(TCD044)」は、2017年2月23日にリリースされた、広告代理店・デザイン会社・クリエイター向けのWordPressテーマです。
価格は14,278円(税込)で、今回紹介する4テーマでは最も安価です。
UNIQUE最大の特徴は、制作物そのものを主役にできることです。
UNIQUEの特徴
Web制作会社やデザイン会社では、「当社はデザイン力があります」と文章で説明するより、実際の制作実績を見せたほうが説得力があります。
UNIQUEでは、カスタム投稿タイプ「制作実績」が搭載されています。
Webサイト、ロゴ、広告、グラフィック、動画など、これまで手掛けた仕事をポートフォリオとして整理できます。
IT/Web企業で活かせるUNIQUEの機能
UNIQUEは、特にクリエイティブ系企業との相性が良いテーマです。
たとえば制作実績を、
- 「コーポレートサイト」
- 「ECサイト」
- 「LP制作」
- 「ロゴ・ブランディング」
などに分類して掲載できます。
通常のブログやお知らせとは別に制作実績を管理できるため、記事数が増えてもポートフォリオが埋もれにくいのがメリットです。
ブログでは、
- 「ホームページ制作の流れ」
- 「SEOで気をつけたいこと」
- 「制作事例の裏側」
などを発信できます。
実績と情報発信を組み合わせれば、「こんなサイトを作れる会社なんだ」「Webについて詳しそうだ」という2つの信頼につなげられます。
UNIQUEが向いているIT/Web企業
UNIQUEがおすすめなのは、Web制作会社、デザイン会社、広告代理店、フリーランスWebデザイナー、クリエイティブスタジオなどです。
UNIQUEの注意点
UNIQUEも2017年リリースのテーマです。
ただし2025年12月26日にもアップデートされており、現在もメンテナンスされています。
とはいえ、ISSUEなど近年リリースされたテーマとはデザインや編集方法に違いがあります。
デモサイトに自社の制作物を当てはめてイメージできるなら、価格も比較的抑えられています。
Web制作実績をホームページの主役にしたいならUNIQUEがおすすめです。

作品を正しく届けたい方へ。
ポートフォリオページの見せ方は、公式デモサイトで確認してみてください。
IT/Web向けTCDテーマは結局どれがおすすめ?
ここまで4テーマを紹介しましたが、「結局、自分の会社ならどれを選べばいい?」と迷う方もいると思います。
IT/Web向けTCDテーマは、会社がホームページで一番伝えたいものから選ぶと分かりやすくなります。
採用を強化したいならISSUE
自社採用を強化したいならISSUEです。
スタッフやインタビューを通して、人や社風を伝えやすいからです。
特にエンジニア採用やデザイナー採用に力を入れている企業では、求人条件だけでは伝わらない魅力を見せられます。
実績・導入効果を見せたいならBeyond
サービスの成果を数字で示せるならBeyondです。
チャート、サービス、導入事例を組み合わせ、「何を提供している会社なのか」「導入するとどう変わるのか」を分かりやすく伝えられます。
BtoBやDX支援企業と特に相性が良いでしょう。
SaaS・Webサービスを販売するならSOURCE
サービスそのものを売りたいならSOURCEがおすすめです。
料金表、機能比較表、制作実績、CTAなど、サービス購入前に知りたい情報を整理できます。
サブスクリプション型サービスにも使いやすいでしょう。
Web制作会社・デザイン会社ならUNIQUE
制作物そのものが営業実績になる企業にはUNIQUEがおすすめです。
制作実績をポートフォリオとして見せられるため、「この会社に頼めば、こんなものを作ってもらえる」というイメージを持ってもらいやすくなります。
まとめると、
| ホームページで重視するもの | おすすめテーマ |
|---|---|
| 採用・社員・社風 | ISSUE |
| 数字・実績・導入事例 | Beyond |
| サービス・料金・申し込み | SOURCE |
| 制作実績・デザイン | UNIQUE |
という選び方が分かりやすいでしょう。
IT/Web企業のホームページに必要な7つの機能
WordPressテーマを選ぶときは、見た目だけでなく、自社サイトに必要な情報を掲載できるか確認しておきましょう。
1.サービス・製品紹介
まず必要なのが、「何を提供している会社なのか」を説明するページです。
サービスの特徴だけでなく、対象企業、解決できる悩み、料金、導入の流れなども分かるようにしておきましょう。
サービス紹介を特に重視するならBeyondやSOURCEが使いやすいです。
2.制作実績・導入事例
IT/Web企業では実績が大きな判断材料になります。
Web制作会社なら制作実績、SaaSなら導入企業、システム開発会社なら開発事例などです。
Beyondには「導入事例」、SOURCE・UNIQUEには「制作実績」として活用できる機能があります。
3.会社情報・企業理念
サービス内容だけでは、「本当に信頼できる会社なのか」までは判断できません。
所在地、代表者、事業内容、企業理念なども分かりやすく掲載しておきましょう。
4.数字で分かる実績
数字で示せる実績がある場合は積極的に活用したいところです。
たとえば、導入企業数、継続率、取引社数、社員数、平均年齢、売上成長率などです。
この部分を重視するならBeyondが特に向いています。
5.採用情報・スタッフ紹介
採用活動を行う企業では、募集要項だけでなく、社員、職場、企業文化まで見せることが重要です。
採用コンテンツを充実させたいならISSUEが有力候補です。
6.問い合わせ・資料請求への導線
サイトを見て興味を持った人が、「どこから問い合わせればいいの?」と迷わないようにします。
ヘッダー、記事下、サービスページなど、必要な場所に問い合わせや資料請求への導線を設置しましょう。
7.お知らせ・ブログ
企業サイトも公開して終わりではありません。
新サービス、アップデート、採用情報、イベントなどを継続して更新すれば、「現在もきちんと活動している会社」だと伝えられます。
さらに専門的な記事を発信すれば、検索から自社を知ってもらえる可能性もあります。
IT/Web向けWordPressテーマの選び方
4テーマで迷ったときは、次のポイントから判断してみてください。
ホームページの一番の目的を決める
最初に決めたいのが、「ホームページから何を増やしたいのか」です。
- 採用応募ならISSUE。
- 商談・問い合わせならBeyond。
- サービス申し込みならSOURCE。
- 制作依頼ならUNIQUE。
目的が決まれば、テーマもかなり絞れます。
自社に見せられるコンテンツがあるか
どんなに優れたテーマでも、掲載する材料がなければ魅力を活かせません。
- Beyondを使うなら数字や導入事例。
- UNIQUEなら制作実績。
- ISSUEならスタッフ写真やインタビュー。
- SOURCEならサービスの料金や機能。
購入前に、「このテーマのデモサイトを自社の情報で埋められるか」を考えてみてください。
スマートフォンでも見やすいか
IT企業のサイトだからといって、パソコンからだけ見られるわけではありません。
求職者や見込み客がスマートフォンからアクセスすることもあります。
デモサイトを見るときは、メニュー、文字サイズ、問い合わせボタン、画像、料金表などをスマートフォンでも確認しておきましょう。
更新担当者が使いやすいか
企業サイトでは、Web担当者だけでなく、採用担当、営業、マーケティング、エンジニアなど複数の人が更新する場合があります。
そのため、高機能であること以上に、「社内で継続して更新できるか」も重要です。
数年後まで考えて選ぶ
現在はサービスが1つでも、将来的に複数事業へ広がる可能性があります。
採用人数が増えたり、導入事例が増えたりすることもあるでしょう。
今だけでなく、2〜3年後にどんなコンテンツが増えそうかまで考えておくとテーマを選びやすくなります。
SOURCE・UNIQUEのような古いTCDテーマを選んでも大丈夫?
SOURCEとUNIQUEについて、「2017年のWordPressテーマを2026年に買って大丈夫?」と不安になる方もいるでしょう。
確かに、UNIQUEは2017年2月23日、SOURCEは2017年3月23日にリリースされたテーマです。
一方で、販売されたまま放置されているわけではありません。
SOURCEは2026年2月20日、UNIQUEは2025年12月26日にもアップデートされています。
つまり、リリース年だけを見て「古いから使えない」と判断する必要はありません。
ただし、注意したいのは「現在も更新されていること」と「最新テーマと同じ設計であること」は別だという点です。
ISSUEなど新しいTCDテーマとは、編集画面、用意されている機能、デザインの考え方などに違いがあります。
SOURCEの料金・機能比較表が必要なら、古いテーマでも十分選ぶ理由があります。
同じようにUNIQUEの制作実績デザインが自社の作品にぴったりなら、リリース年だけで候補から外す必要はないでしょう。
TCDテーマをIT/Web企業で使うメリット・デメリット
TCDテーマにはIT/Web系企業で使いやすいポイントがある一方、購入前に知っておきたい注意点もあります。
TCDテーマを使うメリット
大きなメリットは、目的別に必要なページや機能があらかじめ設計されていることです。
たとえば、
- ISSUEならスタッフ・インタビュー、
- Beyondならサービス・導入事例・チャート、
- SOURCEなら料金・機能比較表、
- UNIQUEなら制作実績
というように、そのテーマが想定しているビジネスに合わせた機能があります。
ゼロから企業サイトのページ構成を考えるより、完成形をイメージしやすいでしょう。
また国産テーマなので、日本語のマニュアルやQ&Aを確認しながら設定できる点もメリットです。
TCDテーマを使うデメリット
一方で、テーマごとにデザインや機能の方向性が明確です。
テーマ独自のカスタム投稿タイプもあるため、将来的に別テーマへ変更するときはデータの扱いにも注意が必要です。
さらにデモサイトから大幅にデザインを変更したい場合は、CSSなどの知識が必要になることがあります。
IT/Web用テーマ選びで失敗しないための注意点
テーマ購入後に後悔しないためには、まず公式デモをしっかり確認してください。
デザインだけを見るのではなく、
- 「このスタッフ部分に誰を載せる?」
- 「このグラフにどんな数字を載せる?」
- 「この料金表に自社サービスを入れられる?」
- 「この制作実績ページに何件掲載できる?」
と、自社のコンテンツに置き換えて見るのがポイントです。
もう1つ重要なのが、お問い合わせフォームです。
問い合わせページが必要な場合は、Contact Form 7などのフォーム用プラグインや外部フォームサービスを利用する方法があります。
また、TCDでは外部プラグインについてテーマとの動作保証・サポート対象外としているため、必要なプラグインがある場合は導入前に確認することをおすすめします。
制作会社が顧客のホームページ制作にTCDテーマを使用する場合は、通常のテーマ代とは別に特別ライセンスが必要になるケースもあります。
自社サイトとして使うのか、顧客サイトの制作に使うのかも購入前に確認しておきましょう。
よくある質問
IT企業のコーポレートサイトならどのテーマがおすすめですか?
一般的なIT企業のコーポレートサイトならBeyondが候補になります。
サービス、導入事例、チャート、お知らせなど、BtoB企業で使いやすいコンテンツが揃っているからです。
ただし採用を重視するならISSUEのほうが適しています。
Web制作会社ならどのWordPressテーマがおすすめですか?
制作実績を前面に出したいWeb制作会社ならUNIQUEがおすすめです。
カスタム投稿タイプ「制作実績」を利用して、過去のWebサイトやデザインをポートフォリオとして整理できます。
SaaS・Webサービスならどれがおすすめですか?
SOURCEが候補です。
料金システム表や機能比較表があり、プランの違いを説明しながら申し込みや問い合わせへ誘導しやすいからです。
実績や導入効果を数字で見せることを重視する場合はBeyondも比較してみてください。
採用サイトに一番向いているテーマは?
ISSUEです。
スタッフとインタビューのカスタム投稿タイプがあり、社員や会社の雰囲気を詳しく伝えられます。
コーポレートサイトと採用サイトを両立したい企業にも向いています。
実績を数字やグラフで見せたい場合は?
Beyondがおすすめです。
5種類のチャートを使えるため、導入企業数や改善率、売上推移などを視覚的に伝えられます。
TCDテーマだけで問い合わせフォームを作れますか?
TCDテーマ自体にはフォーム機能は含まれていません。
問い合わせフォームが必要な場合は、Contact Form 7などのプラグインや外部フォームサービスを利用します。
テーマ内には問い合わせ先へ誘導するボタンやCTAを設定できるものがありますが、フォーム機能そのものとは別です。
WordPress初心者でもIT企業のサイトを作れますか?
TCDテーマには管理画面からデザインや各種設定を行えるテーマオプションが用意されています。
HTMLやCSSをゼロから書いて構築するよりは始めやすいでしょう。
ただし、サーバーや独自ドメインの準備、WordPressの基本操作、写真や文章の用意などは必要です。
まとめ|IT/Web向けTCDテーマは目的から選ぼう
今回は、IT企業・Web制作会社向けのTCD WordPressテーマとして、
ISSUE、Beyond、SOURCE、UNIQUE
の4つを比較しました。
最終的なおすすめをまとめると、次のとおりです。
| こんな企業におすすめ | テーマ |
|---|---|
| 採用・社員・社風をしっかり見せたい | ISSUE |
| 数字・実績・導入事例を見せたい | Beyond |
| SaaS・Webサービスの申し込みを増やしたい | SOURCE |
| Web制作・デザインの実績を見せたい | UNIQUE |
- 採用力を強化したいならISSUE。
- 実績を数字で証明したいならBeyond。
- サービスやソフトウェアを販売したいならSOURCE。
- 制作実績を武器に仕事を獲得したいならUNIQUE。
この選び方が分かりやすいでしょう。
IT/Web向けWordPressテーマ選びでは、
- 「新しいテーマ」
- 「価格が高いテーマ」
- 「機能が多いテーマ」
を選べばいいわけではありません。
重要なのは、自社がホームページで一番伝えたいものを、最も魅力的に見せられるテーマを選ぶことです。
気になるテーマが見つかったら、いきなり購入するのではなく、まず公式デモサイトを確認してみてください。
そして、「このデモサイトの写真や文章を自社の情報に置き換えたら、どんなホームページになるか」をイメージしてみましょう。
それが自然に想像できるテーマなら、自社との相性も良い可能性が高いでしょう。

